薬剤師の働き方の一つとして注目されている「派遣薬剤師」
時給もよさそうで、時間も自由に使えるみたいだしやってみたいなと考えている方も多いでしょう。
特にママ薬剤師にとっては少ない時間で多く稼げるため家族との時間をたっぷりとることができるので、ぜひ働き方の一つとして考えてほしいです。
そこで今回は実際に派遣薬剤師として働いたことのあるファル子が派遣薬剤師の働き方や、時給の相場、メリット・デメリットなどについてまとめました!
ファル子
しかし今の自分の状況や目標、将来のことなども加味して派遣薬剤師が今の自分に向いているのか考えてからでもよいと思いますので、お時間ありましたら下の記事も読んでみてくださいね(^^♪
派遣薬剤師とは?
派遣薬剤師は派遣会社に所属して、派遣会社が契約を結んだ派遣先(薬局など)に働きに行きます。期限としては3ヶ月程度で契約更新というところが多いですが、単発の一日だけの派遣や、契約更新を続けて1年以上同じ場所で働くこともあります。
正社員やパートだと就業先は薬局やドラッグストアとなりますが、派遣薬剤師は就業先が派遣会社というのが一番の大きな違いです。
派遣薬剤師の働き方
慢性的に人手不足な薬局や、冬の時期だけもしくは花粉症の時期だけ人手が足りない場合、また産休中のスタッフの補充が欲しい場合などに派遣薬剤師は必要とされています。3ヶ月程度の契約が多く、契約が終わればまた別の派遣先へと勤務先が変わります。
毎日違う薬局に行って働くのかな?と思われている方も多いようですが、基本的には何か月間かは同じ派遣先で働き、契約が切れたら別の派遣先へといったパターンが多いでしょう。
また派遣薬剤師は慢性的に人手不足な場合でも派遣先が正社員などを雇用して人員が増えた場合は次の契約更新がなかったり、繁忙期の三ヵ月のみの勤務だったり、産休復帰でスタッフが戻ってくるまでだったりと、正社員やパートのようにずっと同じ場所で働くことはできません。
派遣法においても同じ場所で派遣として3年を超えての勤務が禁止になっているため、どうしても同じ場所で働きたいという事なら、派遣先に直接雇ってもらうのがよいでしょう。
原則禁止になった日雇い派遣
一日だけ派遣されて働くといったことも可能ではありますが、派遣法で原則日雇い派遣は禁止となってしまいました。しかし原則禁止ということであって、以下の方は日雇い派遣でも働くことができるので安心してください。
- 派遣会社との労働契約が31日以上の場合
- 60歳以上
- 学生
- 年収500万円以上の方が副業として働く場合
- 世帯収入が年間500万円以上で主たる生計者でない方
また派遣会社との話し合いで、他の日雇い派遣などを合わせて31日以上の労働契約にしたりなどのことも可能ですので、派遣会社に一度相談してみるのもお勧めです。
派遣薬剤師の時給相場
派遣薬剤師は稼げる!というのが一番のメリットになると思いますが、では実際いくらくらいの時給で働くことができるのでしょうか?
実際の時給相場としては
2500~3500円
の間が多いでしょう。
派遣会社によっては最低時給2800円以上保障!といったところも見られます⇒ファルメイト
もちろん薬剤師の不足している地方に行けば行くほど時給はあがり、4000円以上のところだって探せば見つかります。パートの時給相場が2000円前後であることを考えると、やはり高いですよね。
派遣薬剤師の福利厚生
派遣薬剤師として不安なのは社会保険などの福利厚生ですよね、国民健康保険などに個人で加入しなければならないのか?もしくは派遣先によるものでころころ変わってしまうのか?疑問はたくさん出てきます。
しかし派遣会社の福利厚生は基本的に所属している派遣会社に準じます。
そのため社会保険も派遣会社の用意している制度を使うことができるため、個人で国民健康保険に入ったり、派遣先の保険に入ったりなどの必要はありません。
ただ週の勤務時間が一定時間以下になると派遣会社の社会保険には加入できない場合もありますので、しっかりと事前に確認しておきましょう。一般的には週20時間以上勤務していれば派遣会社の社会保険に加入することはできます(派遣会社によっては週30時間以上)
またほとんどの派遣会社では勤務時間にかかわらず「薬剤師賠償責任保険」に無料で加入できますので、こちらも安心ですね。
派遣薬剤師のメリット
- 時給が高いので短時間で稼げるため自分の時間を持ちやすい
- 長期の休みを取りやすい(契約終了後から次の契約の間など)
- 契約期間が決まっているので、煩わしい人間関係などに悩む必要がない
- いろいろな処方箋を見ることができるため、スキルアップにつながる
- 福利厚生もしっかりしているところが多い
- 契約にない仕事や残業は基本的にしなくてもよい。
- もしなにか問題が発生した場合は派遣会社が間に入ってくれるため、直接派遣先に言いにくいことでも解決しやすい
派遣薬剤師のデメリット
- 次の派遣先が必ずあるといった保証がない
- 即戦力が必要とされるため、ブランクが長いと厳しい面もある
- 責任のある仕事は任せられにくい(人や契約にもよる)
- 退職金やボーナスなどはない
派遣薬剤師として働く事の出来る転職会社3選
薬剤師の転職サイトは山ほどありますが、派遣会社も兼ねている転職会社はそこまで多くありません。そのため派遣で働くことも視野に入れているのであれば、登録するサイトの中に以下のサイトを一つは入れておいた方が良いでしょう。
お勧めの薬剤師派遣会社➀:ファルメイト
派遣に特化した薬剤師派遣会社です。しかし転職のサポートももちろん行っています。ファル子が派遣として働いたのもこの「ファルメイト」さんでした。詳しい体験記はコチラで書いてますので、またお時間あるときにでも見てみてください(*´▽`*)
⇒ファル子の派遣薬剤師体験記を見る
時給2800円以上+交通費を保障!してくれるので、どの派遣先でもある程度稼げます。また時給が良いとこはなにか理由があるのでは?と思われる方も多いのですが、ファル子が行った派遣先(平日時給2800円、土曜日時給3000円)は処方箋枚数もちょどよく、人間関係も悪くなかったので、ただ人が足りていないところが多いだけなんだと思います。まぁ場合によってはしんどいところもあるかもしれませんが、その場合は契約が来たら別の派遣先に移ればよいだけですから。
派遣には強いですが、転職サポートは他の会社に比べると少し弱いかな・・と感じるので、派遣を視野に入れていない場合は登録しなくてもよいと思います。
お勧めの薬剤師派遣会社➁:ファルマスタッフ
コンサルタントさんの対応が非常によかったです。派遣の求人も5000件以上ありますし、派遣薬剤師の教育体制が充実しているため派遣に対して少し不安がある方にはお勧めです。
また派遣以外の求人も充実しているため派遣から正社員、パートへ勤務形態を変更したいときも相談に乗ってくれます。
お勧めの薬剤師派遣会社➂:ヤクジョブ
派遣薬剤師求人数が8000件近くあり、単発派遣専用の求人サイトもあります。また認定薬剤師のシールをもらえるMPラーニング(e-ラーニング)が無料で受けられます(※社会保険加入時)通常1万円以上かかるため、これはとてもお得です・・・!というかファル子は今MPラーニング自腹で支払っています・・・くぅ・・。
まとめ
広告などでよく見る派遣薬剤師ですが、短時間で稼ぐには一番お勧めの働き方です。ママ薬剤師にとっても子供が小さいうちはなるべくそばにいてあげたいと考えられている方にも、理想的な働き方ではないでしょうか?
しかし上記に述べたようなデメリットももちろんありますので、安定性においては正社員にはかないません。
そのためその時その時の状況に合わせて、派遣で働いたり、正社員になったりと転職するのもいいでしょう。